生きてればいい事ある、絶対
森絵都さんのカラフルを読んだよ
魂の成長のための抽選会に当たり
自殺した男の子(小林真)の身体に「ホームステイ」することになったぼくのお話。
内容が青春っていう感じでついていけないっていう人もいたけど(真は中学生で、主な登場人物は真の家族と同級生)
私は、真の気持ちを想像して心が沈んだり、家族の気持ちになって胸が痛んだりしてすごく泣けたし考えさせられたよ。
ある時を境に今まで話していた友達から陰口を言われたり、ハブかれたりする経験って、誰でもあるんじゃないかなぁ。
そこでうまく浮上出来ずに自分の殻にこもり続けると、周りから浮いちゃうの。
孤独で、つらくて、寂しくて
そんな気持ちを私も味わったことがあるから真の気持ちがよくわかったし
もし私が親で、息子がそんな目にあってたらと思ったらすごく悲しくなった。
でも、生きてたらなんとかなるんだよね。辛いことも生きてたら喜びに変わることだってあるし、恋したら「この人の為に生まれてきたんだ!」って思うかもしれないし、
辛い思いをして何かを我慢したり、死にたいと思うのなら、
何も目指さなくていいからただそこにいて、生きているだけで充分マル◎なんだよね。
カラフルを読んで思ったのがね
人って色んな色を持っていて
どんな色にも染まることができるなぁって。
誰かの言葉で色付いたり、色を失ったり
自分一色だけだとつまらなくて味気ないけど、色んな色と混ざることによって
華やかになって、豊かになっていくよね。
私も、私の身体にホームステイしてると思って、カラフルに、そしてキュンキュンできるものに囲まれて生きようと心新たにしたのでした。