人生に迷ったら、ぶっ飛んでる人に会いに行こう
思えば、悩んだり迷ったりする時って、自分の頭では解決策が出てこないくらいキャパオーバーになっている時だと思う。
そしてなぜキャパオーバーになってしまうかと言えば、それが今まで遭遇したことがない出来事で、乗り越え方が分からないことが大きな要因でもある。
仕事を辞めたいけど辞めた後の人生が不安、とか、彼と別れたいのに別れた後に彼以上に良い人に会えるのか不安、とか、このまま一人で生きていくしかないのかな、とかとか。
わからなくなったら、とにかくぶっ飛んでいる人の思考を取り入れることを、私は数年前から行っている。
というか、ぶっ飛んでいる人にたくさん会ってきたことが、何かを選択したり決断する時に役立っていると思うことが多くなったので、最近ではぶっ飛んでいる人が大好きになったのである。
例えば、
昔付き合っていたアメリカ人が、休日の山手線の中で唐突に、吊革を使って懸垂を始めた時。
友達になったイギリス人が、「私は歯磨きが好きなのよ」と言いながら、おもむろにカバンの中からむき出しの歯ブラシを取り出し歯を思い切り磨いた後、そのままカバンにまた突っ込んで会話を続行した時。
カナダにホームステイした時のシェアメイト(ブラジル人)が実はレズで、彼女と3人でアダルトグッズ店に行った後、レズパーティに参入してレズの子達の戯れを至近距離で見た時。
(しかもそのパーティは、FBで調べて参入した。まだインターネットが今ほど盛んじゃなかったし、怖いイメージが日本ではあった時だから私は怖かったけど、こんなにも使いこなしてる人を間近で見たことは本当に衝撃的だった。)
これらの出来事は、「人目を気にせず好きなことをする」という強さを私に教えてくれた。
人の目を気にしすぎることなく生きる彼らはとても眩しかった。
またある時は、小学校の時からの男友達が、彼女がいるのに風俗に行っていて、そこでの出来事を飽きるほど聞いた時。
人生好きなことやってて楽しそうだなあと素直に思った。
そういうことは好きな人と、と言う人もいるけれど、そういう世界を知らないで死ぬなんて、せっかく生まれてきた人生もったいないと思う。行かない、という選択肢は、実際に行ってみて肌に合わなかった時に取りたい。
彼は会う度に色んな話をするので、(しかも大抵は世の中の流れからちょっとズレてる)次はどんな面白いことをやっているのかと、定期的に会いたくなる。
余談ではあるが、彼は私立の中学に入学した後、早々に担任の先生が大学入試の話をした事に違和感を覚え、「レールが敷かれた人生なんて嫌だ!」と自分の本心に忠実に生きた結果、中学を中退して映画監督になるべく日々頑張っている。
私は彼の、本心のまま生きる姿や着実に夢を叶えていく過程に人間としての魅力を感じている。
こうした面白い人に出会っていくにつれ、私の中の「こうでなければいけない」が徐々に柔らかくなり、かなり生きやすくなった。
とはいえ、?すぐにぶっ飛んだ人に出会えるわけではないのでそういう時は本を読むようにしている。
変わった人、面白そうな人、周りの人が言わないことを堂々と言っている人の本を手に取ってみることは自分の世界を広げる上でとてもオススメだ。
最近、ジワジワとマイブームになりつつあるのはローランド様w
彼の生き方からも学べることがほんとたくさんあるw
そんなわけで、人生に迷ったらぶっ飛んでいる人を見つけてその人の思考をつまみ食いすること。そして可能なら、勇気をかき集めてその人の真似をしてみること。見たことの無い世界が見えます。オススメ。