言葉では伝わらないものを大切にしてみよう
こないだ観た、海獣の子供(映画)で
「目で見えているものなんてほんの一握り」
って言っていたのがとっても印象的です。
生きていると、
「なんで〜してくれないんだろう?」
「なんでこの人はこういう言い方しかできないんだろう?」
「もっとこうしてくれたらいいのに」
って思うこと、理不尽なことがたくさんありますよね。
商社で営業サポートをしていた時、仕入先の部品の生産が遅れて、担当者に納期の前倒しをお願いすることがしょっちゅうありました。
その時、大手仕入先の担当者は決まっていつも電話に出ず、メールも返さない状態・・・
顔が見えないやりとりをする私としては、
「こんなに必死に頼んでいるのに返事もしないなんて・・・仕入先なんだから、もっと対応してくれたら良いのに。」
と思っていました。
そして営業さんや社内上層部の交渉のおかげで、相手方へ訪問し直接交渉できる機会を作っていただけました。
やってきたのは私より一つ年下の女性。
「工場に依頼しているのですが、なかなか良い返事をもらえなくてお返事することができなかったんです。」
と言われました。
メールの返事が無い=ちゃんと対応してくれてない
なんて思っていたけど、それは私の勘違いで、
さらに、私の、「こうでなければいけない」というこだわりを押し付けていただけなんだなあ、と反省したのでした。
人は自分ができることは人もできると思います。
自分の生活の中で当たり前になっていることは、当然と思い感謝をすることを忘れます。
「もっとこうしてくれたら良いのに」
と思っている間、相手は時間を作ってなにかをしてくれているかもしれません。
「もっと好きって言ってくれたら良いのに」
愛情表現は苦手だけど、苦手なりに一生懸命喜ばせようとしてくれているかもしれません。
言葉より態度を、行動を、表情を
もっとよく見て
言葉では伝わらないものをよく見て、感じて
大切にすることで、相手にも自分にも、優しくなれます。
言葉では伝わらないものを、大切にしてみましょうね(*´艸`) ゚+。:.゚