毎日に恋をして生きよう

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人生の寄り道と、寄り道する勇気

この本を読んでいて、ドキっとしたフレーズがある。 

私は私のままで生きることにした

私は私のままで生きることにした

 

 

韓国、ハンガリー、日本は自殺大国である。

そしてこの3国に共通していることは「人生に寄り道が許されない」こと。

 

○歳になったら学校を卒業して、就職して、数年後に結婚して・・・というライフプランが予め設定されており、適齢期になったらそのイベントをこなさなければならない。

 

うまくこなせて当たり前。少しでも逸れてしまったら(つまり、寄り道してしまったら)周りから白い目で見られるのである。

 

正社員として就職できなければ能力が無いと見られるだろうし、結婚していないことがまるで人間の欠陥であるかのような気持ちにさせられる。

その証拠に、世間では「結婚できない女」という言葉が流通している。

 

あえて結婚しない人もいるはずなのに、まるで「can」と「can't」で英訳されるそれのように「結婚できない」と表現するのは、まるでその人に何か問題があって能力的にできない可哀想な人、という風に捉えられている気分だ。

 

冒頭に戻るが、私がこの本を通して再度認識したことは人生には寄り道した分だけ見える景色があり、どんな結末になったとしてもそれが私の人生だということだ。

 

道を外れてしまったからといって悲観することは無い。

道だと思うものは幻想であり、今自分が進んでいる道こそが道なのだ。

 

と、自分に言い聞かせる。

 

道を外れることはとても勇気がいることだ。

公式に当てはめれば簡単に解が出てくる数式のように、答えを求めていくことも大事だが、裏を返せば「人生に失敗したくない」という強固な執着とも言える。

(私は特にこの気持ちが強いので、無難な結婚をしようとした。しかし失敗した。というよりようやく目が覚めたところである。この話はまたいずれ)

 

なにがあるかわからないから面白い、それが人生なのだ。

そして、その「なにか」を発見することができることが寄り道なのだと思う。

 

すでに多くの寄り道をしてきたけれど、自分を守ることに重きをおいていたので腰が重い。今年は今まで以上の寄り道をしていきたいという決意を新たにしたのだった。

 

 

ちなみに、韓国・ハンガリー・日本は自殺が多いということをこの本を読むまで知らず驚いた。(日本はもちろん知っていたけれど。)

調べてみると、なんと自殺大国の上位国ではないか。(ちょっと古い記事だけど)

news.livedoor.com

 

日本も暗いニュースが多いし、こんな世の中だからこそ私は私のことを守って幸せにしていかないと、とも思う出来事だった。