人生を良くしたい症候群

 「人生を良くしたい！」

これはもはや、一種の病気なんじゃないかと思う。

つい最近までの私の口癖なんだけどさw

引き寄せる現象から考察したところ、この言葉の裏には「現在の自分への否定、未来への不安」から来ているんじゃないかと思う。

こんなんじゃだめだ、良い未来にならない、という現在への否定の感情は、そのまま否定のエネルギーを持った現象を連れてくる。

景気が悪くなると自己啓発本がよく売れるっていうけれど、書店の本の並び方を見ると現在はまさにそれだと思っている。（よく売れている本や売り出したい本を店内のよく見える位置に置くのだが、本屋さんに行くと大抵目にするのがお金系、仕事系、AIとどう戦うか系だ。）

自己啓発本を1,000冊近く読んできて思うことは、自己啓発本って闇雲に読むと「こんなんじゃだめだ！」と気分がどんよりするし、かつ、なんか良い情報を知った気がして、ちょっと前よりもレベルアップした気がしてしまうのだ。（でも実際は何も変わっていないし、そのモチベーションは長く続かない）

人生って小難しく考えなくても案外なんとか良くなっているものなんだよね。

「楽しく生きたいな♪うふ」くらいの軽いノリで、自分の完成に従って生きた方が、楽だし楽しく生きれて結果的に人生良くなっちゃうんだ。

「人生を良くしたい」んじゃなくて、「もうすでに楽しいし、良くなっている」と思うこと。思えるような状態に自分を持ってくること。

人生を良くしたいっていう割には髪の毛ボサボサだし服装は適当だし、化粧も中途半端だったら、人生良くする前に身だしなみを良くしなよって言いたい。（ちょっと前の私w）冗談だけど、でも本当に重要なことはそういうことだと思うんだ。