せっかくやってあげたのに、という余計な気遣い
なにかを人にやってあげる
これってとっても素晴らしいことだと思う。
その人のことを愛していなければ出来ないと思う。
だから、その人はとても優しくて愛情深い人なんだと思う。
ただ、
なんでもかんでもお世話をしてやってあげると、人はそれに慣れ、やってもらうことが当たり前になる。
そして、自分ではどんどんなにもしなくなり
本当はできることも、できなくなってしまう。
やって、と頼まれた訳では無い
できない、と言った訳でも無い
でも、先回りしてなんでもやってあげて
感謝されないと「こんなにやってあげてるのに!せっかくやってあげたのに!」と怒る。
相手のことを思い、何かをすること自体はとても素晴らしいことだとおもうけれど
やったことに対して見返りを求めたり、なんでも世話を焼きすぎることには注意が必要だ。
人はそれを求めていない。
求めていないのだ。
ただ、こちら側の正義感や「私がやってあげなければ(この人は何も出来ないのだから)」という決めつけで、勝手にやっているだけなのである。
あの人は無能なんかじゃない。
その気になればなんでもできるのだ。
それを信じて待つ。見守ることこそが、本当にその人を思うってことなんだと思うよ。
(世話を焼かれすぎて1人で何もできなくなっている人を間近で見てそう思った)