できない人がいるんじゃなくて
「出来ない人」がいるんじゃなくて
「あの人は出来ない」って、負のレッテルを貼る人がいるだけなんだと思う。
誰にだって、出来ないことはあるの。
でもその反面、人よりも秀でたものがあるの。
出来ないことに目を向けるのか
出来ることに目を向けるのか
その違いなんだと思う。
私の周りでね、周りから「出来ない」って言われ続けた人がいたの。
小さい頃から周りに「出来ない」って言われて
本人も「自分は何にも出来ない」と口癖のように言ってたの。
でもね、その人は手先が器用で集中力がすごい。自分なりの世界を持っていて、人にすごく優しいの。
それって立派な才能なんだよね。
私、前に勤めてた会社の社長からね、「お願いできる仕事が無い。君が何ができるのか、今必死に考えている」って言われたことがあるの。
その時、私はすごく苦しかった。
初めての転職で、社長の熱烈アプローチがあって決めた会社だった。(1回内定辞退したら、考え直して欲しいと社長直々に連絡があった。)
私は評価されているんだ、出来るんだ、という自信に満ちていた入社当初だったけど
求められるレベルが高すぎて、仕事が難しすぎて、全然ついていけなかった。
1年もしないうちに何回も部署を変え(20人くらいの会社だったから、仕事を作ってもらったり、産休に入った人の代打をいきなりやらせてもらったりした。引き継ぎなんて無いからそれはそれでしんどかったなぁ...)
部署を変えても、仕事ができず
「お願いできる仕事が無い」と言われてしまった。
その時、私は苦しかったのだけど
同時に、この世には「合わない仕事、環境」があることを知った。
まず第一に、私の性格上
丁寧に教えてもらえない、若い人が多くノリが良い、努力と根性と徹夜で頑張る職場、が合わなかった。
今思えば、面接の時に社長が「簡単だ」と言った仕事は未経験から行うにはとても難しかった。
(辞める、と伝えた日、社長は「この仕事は未経験には難しいんだよね...」と言った。)
辞めてから違う仕事に就いたけど、環境と仕事を変えたら、ただ教えてもらったことを言われた通りにするだけで重宝され、半年過ぎると「いなくてはならない」と言ってもらえるようになった。
あの時は辛くて辛くて、自分は出来ないんだって思っていたけど
なんだ、合っていなかったんだなぁってことに気付いた。
出来ないんじゃなくて、力を使う場所と使い道を間違ってしまっただけだ。
出来ないことに悩むのと同時に、出来ることにも目を向けたら、何かが変わる。
あなたが出来ることは、誰かが出来なくて必要としてることだから。
そんな風に思ったら、楽になると思うのです。